リハビリテーションセンター

目次

リハビリテーション科部長より一言

当院では、急性期から亜急性期のリハビリテーションサービスを主に提供しております。

骨折等の外傷や人工関節術後等の運動器疾患、脳血管疾患に対するリハビリのみならず、虚血性心疾患治療後の患者様に対する心臓リハビリや、人工呼吸器治療後等の呼吸器リハビリ、嚥下障害に対しての嚥下練習なども行っております。

リハビリテーション科部長より一言

当科の概要

当科では理学療法・作業療法・言語聴覚療法の3部門に分かれ、それぞれ専門的な立場から患者様を支援させていただいております。入院患者様が1日でも早く家庭・社会に復帰できるよう、早い人では入院したその日から早期リハビリテーションを行っています。

2014年4月現在、脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)・運動器リハビリテーション料(Ⅰ)・呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)・心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ)・がん患者リハビリテーション料の施設基準を取得しております。セラピストが疾患別・病棟担当制で業務を行うことで、病棟スタッフとの連携を充実させるとともに、専門的なサービス提供が行える体制作りを行っております。

スタッフ紹介

当リハビリテーションセンターにはリハビリテーション医師1名、理学療法士18名、作業療法士7名、言語聴覚士2名、助手2名が在籍しております。

理学療法士

理学療法は、病気や怪我などにより身体が不自由になった人に対して、機能回復を行う治療のひとつです。
主に基本動作能力(起き上がる・座る・立つ・歩く等)の維持・改善を目的に、運動療法・物理療法・日常生活動作練習等を行います。
また患者様に応じた装具・車椅子・杖等の福祉用具を検討したり、退院後の在宅療養にむけての住宅改修のアドバイス・自主トレーニングや介護方法の指導も行います。

作業療法士

朝起きて、顔を洗って、ご飯を食べて、トイレに行くといった日常生活活動や、手芸・工芸・レクリエーションなどの余暇活動、仕事などの社会活動といった毎日の生活で人が行う活動を「作業」と呼びます。
作業療法では身体や精神に障害があることにより毎日の生活を送ることが難しい方に対して、治療や練習を行います。
トイレ動作・食事・着替えなどの日常生活動作練習、掃除・洗濯・調理などの家事動作練習、高次脳機能改善を目的とした練習、手作業による練習など練習内容は様々です。
患者様一人ひとりに合わせた練習を行うことにより、その人らしい生活を獲得できることを目指します。

言語聴覚士

人間にとって人とコミュニケーションをとること、食べることは非常に大切な機能です。
しかし脳卒中の後遺症や事故による外傷、その他の病気によりこれらの機能が障害されることががあります。
言語聴覚療法ではことばが思うように出なかったり、相手の話を理解できなくなる『失語症』、発声や構音(調音)に障害がみられる『構音障害』、その他コミュニケーションの問題に対してそれぞれの症状に応じた練習や家族の方に対しての助言をいたします。
また、食べ物や水分をうまく飲み込めなくなる『摂食・嚥下障害』に対して評価・練習を行い、能力の改善や安全な食形態を検討していく摂食機能療法の提供をしています。

シームレスリハビリテーション

2009年7月からは、それまで休日であった土曜日のリハビリテーションサービス提供も開始しております。

現在、全患者様への対応には至っておりませんが、今後もサービスの質の向上を図れるような体制作りを行っていきたいと考えております。

また、入院患者様へ安心してご自宅へ退院していただくための取り組みとして、亜急性期病床へ入床された方に対しては、看護師・ケアワーカーによる病棟リハビリを含めたリハビリサービスの充実を図っており、「退院前訪問指導」も積極的に行っております。

このように当科では、急性期から在宅までのシームレス・リハビリテーションの提供に努めております。

さらに2009年6月からは、訪問リハビリサービスも開始し、地域リハビリテーションの資源が少ないという柳井市の地域特性、および地域住民の声にこたえるべく努力しております。

シームレスリハビリテーション

疾患別リハビリテーション

脳血管疾患リハビリテーション

脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血といった脳血管障害、脳外傷後の方が主な対象となっております。

発症早期より運動療法を開始し、より早期の機能・動作能力向上に努めています。

週1回、医師・看護師・医療ソーシャルワーカー・薬剤師・管理栄養士・リハビリスタッフでカンファレンスを行い、他職種との連携を図っております。

運動器リハビリテーション

骨折等の外傷後、股・膝関節の関節手術後、腱板鏡視下手術後、脊椎手術後、手指腱損傷の方が主な対象となっております。

術前より運動療法を開始し、より早期の生活機能向上に向けたサービス提供を行っております。リハビリで獲得した患者様の生活機能を病棟での日常生活動作に生かせるように、病棟スタッフとの連携を図っております。

呼吸器リハビリテーション

外科周術期前後の方、人工呼吸器管理中の方が主な対象となっております。

呼吸認定療法士を取得した理学療法士が中心となり、早期離床・二次的合併症の予防を目的とした呼吸リハビリテーションを行っております。

また臨床工学技士とのラウンドや病棟看護師への勉強会にも取り組んでおり、他職種と密な連携を図っております。

心大血管リハビリテーション

虚血性心疾患・心不全の方を対象にベッドサイドでの離床(個別療法)、リハビリ室での運動療法(集団療法)を行っております。

安心して運動を行っていただけるように、血圧等のリスク管理を看護師・臨床検査技師とともに行い、再発予防を目的に病棟スタッフ・管理栄養士といった他のコメディカルスタッフと協力して、入院中の教育指導も行っています。

訪問リハビリテーション

訪問看護ステーション「いちご」の開設に伴い、柳井圏域の方を対象に訪問リハビリテーションサービスを提供しております。

在宅で生き生きと過ごしていただけるように、御本人への運動療法の提供だけでなくご家族への介護・介助方法の指導などを含めた在宅サービスの提供に努めております。

併設する訪問看護ステーションのスタッフとも連携を図り、より質の高いサービスの提供ができるように取り組んでいます。

訪問リハビリテーション

リハビリテーションセンターの実績(件数)

平成28年度平成29年度
入院単位94,85697,870
 件数56,57157,768
外来単位20,09719,654
 件数12,55411,646
合計単位114,953117,524
 件数69,12569,414

取り組み(自己研鑽活動・実習生受け入れ・資格取得など)

文献抄読会

毎朝、リハビリテーションに関する最新のトピックスに目を向ける場として設けられています。

定期勉強会

月2回、内容は症例検討や実技を交えたものなど色々です。お菓子とコーヒーを片手に勉強してます!

急変時対応講習

年1回、院内のACLSインストラクターを招き、緊急時の対応について全スタッフが講習を受けております。

学術活動(学会発表・論文)

平成26年度

<<学会発表>>
【溝口 桂】:糖尿病患者における歩行時間,坐位時間に関連する要因の検討―機能的要因,心理的要因,環境的要因の比較  第49回日本理学療法学術大会
【澄川泰弘】:人工膝関節置換術後例の歩行動作における膝関節運動範囲に関連する因子の検討  第49回日本理学療法学術大会
【川端悠士】:大腿骨近位部骨折術後例における杖歩行の可否・歩行速度に影響を与える要因  第49回日本理学療法学術大会
【川端悠士】:ブリッジ姿勢でのつま先立ち運動における下腿三頭筋の筋電図学的分析  第49回日本理学療法学術大会

<<論文>>
【川端悠士】:大腿骨近位部骨折術後例の荷重時大腿部痛に対する弾性包帯の効果.理学療法31(4):423-427,2014

平成25年度

<<学会発表>>
【溝口 桂】:糖尿病療養における運動実施の最適なタイミングの検討~CGMSを用いた血糖変動の評価~  第56回日本糖尿病学会年次学術集会
【溝口 桂】:外来糖尿病患者における運動継続要因の検討~環境的要因に着目して~  第48回日本理学療法学術大会
【澄川泰弘】:大腿骨近位部骨折例における歩行開始と下肢荷重率左右差の関連  第48回日本理学療法学術大会
【川端悠士】:弾性包帯による大腿圧迫は大腿骨近位部骨折例の荷重時大腿部痛を即時的に軽減させる  第48回日本理学療法学術大会
【溝口 桂】:外来糖尿病患者における運動継続要因の検討~環境的要因に着目して~  第27回中国ブロック理学療法士学会
【川端悠士】:大腿骨近位部骨折術後れにおける杖歩行の可否・歩行速度に影響を与える要因  第27回中国ブロック理学療法士学会
【澄川泰弘】:大腿骨近位部骨折例における歩行開始動作に影響を及ぼす因子の検討  第27回中国ブロック理学療法士学会
【溝口 桂】:糖尿病を啓発するイベントに参加する事は運動習慣の獲得に繋がる  日本医療マネジメント学会第12回九州・山口連合大会
【川端悠士】:骨折型の相違が大腿骨近位部骨折例における下肢筋力回復に及ぼす影響  第62回日本農村医学会学術総会
【溝口 桂】:糖尿病療養における運動実施の最適なタイミングの検討~CGMSを用いた血統変動の評価~  第23回山口県理学療法士学会
【川端悠士】:ブリッジング肢位でのつま先立ち運動における下腿筋群の筋電図学的分析  第23回山口県理学療法学会
【小川寛晃】:膝蓋骨下部組織のstiffnessが膝関節屈曲可動域制限の第一制限因子となった2症例  第23回山口県理学療法士学会
【川端悠士】:大腿骨近位部骨折例における杖歩行可否を決定する要因として患側股関節外転筋力が重要である  第40回日本股関節学会学術集会
【澄川泰弘】:大腿骨近位部骨折例における歩行開始動作に影響を及ぼす因子の検討  第40回日本股関節学会学術集会
【河本真理子】:聴いてほしい~スピーチカニューレ導入により発話可能となった1症例~  第21回山口県東部緩和医療検討会
【上田千恵】:人工呼吸器管理下においてスピーチカニューレ導入により発話可能となった1症例  第1回山口県言語聴覚学会

<<論文>>
【溝口 桂】:糖尿病運動療法のキホンがわかるQ&A.糖尿病ケア10(7):672-673,2013
【溝口 桂】:理学療法士からみたチーム医療.月刊糖尿病6(1):68-73,2014
【川端悠士】:亜急性期大腿骨近位部骨折患者に対するリハビリテーション実施単位数増加の効果.日本農村医学会雑誌62(2):123-130,2013
【川端悠士】:iNPH症例におけるTimed Up & Go Testの運動相別時間分析-髄液排除試験前後の歩行能力評価-.PT-OT-ST Channel Online Journal2(9):A2,2013.
【川端悠士】:大腿骨近位部骨折患者の退院先決定に家族介護力スコアが有用である-超高齢化地域における検討-.日本農村医学会雑誌62(4):610-617,2013

平成24年度

<<学会発表>>
【溝口 桂】:CGMにより血糖値改善が得られた2型糖尿病の1症例~運動療法に於けるCGMの使用経験~ 第55回日本糖尿病学会年次学術集会
【武市理史】:脳卒中患者の麻痺側足関節背屈に対するMirror Therapyの効果~Single Case Designによる検討~ 第47回日本理学療法学術大会
【溝口 桂】:運動療法における自己血糖測定による自己効力感の有効性の検証 第47回日本理学療法学術大会
【川端悠士】:急性期脳卒中患者における転帰予測には心身機能、動作能力、活動、いずれのレベルからの予測が有用か? 第47回日本理学療法学術大会
【川端悠士】:iNPH症例における髄液排除試験前後の歩行能力評価~Timed Up & Go Testの運動層別時間分析~ 第26回中国ブロック理学療法士学会
【溝口 桂】:CGMにより血糖値改善が得られた2型糖尿病の1症例~運動療法に於けるCGMの使用経験~ 第26回中国ブロック理学療法士学会
【澄川泰弘】:大腿骨近位部骨折例における歩行開始と下肢荷重率左右差の関連 第26回中国ブロック理学療法士学会
【川端悠士】:亜急性期大腿骨近位部骨折患者に対するリハビリテーション実施単位数増加の効果 第61回日本農村医学会学術総会
【林 真美】:大腿骨近位部骨折患者の退院先決定に家族介護力スコアが有用である~超高齢化地域における検討~ 第61回日本農村医学会学術総会
【川端悠士】:弾性包帯による大腿圧迫は大腿骨近位部骨折術後例の荷重時大腿部痛を即時的に軽減させる 第22回山口県理学療法士学会
【佐藤里美】:退院前訪問指導は転倒を受傷機転とした骨折患者の転倒恐怖感軽減につながるか? 第22回山口県理学療法士学会
【澄川泰弘】:皮膚誘導がTKA術後症例の膝関節伸展可動域に不える影響~Single Case Designを用いた検討~ 第22回山口県理学療法士学会
【田嶌圭佑】:大腿骨顆部を中心とした持続的伸張運動がTKA後膝関節屈曲拘縮例の膝関節伸展可動域に及ぼす影響~Single Case Designを用いた検討~ 第22回山口県理学療法士学会
【小川寛晃】:肩関節不安定症に対する僧帽筋エクササイズが肩甲骨周囲筋活動および肩甲骨アライメントに及ぼす影響~Single Case Designを用いた検討~ 第22回山口県理学療法士学会
【林 真美】:大腿骨近位部骨折患者の退院先決定に家族介護力スコアが有用である~超高齢化地域における検討~ 第22回山口県理学療法士学会
【外村あかね】:中指伸筋腱・環指屈筋腱断裂を呈した症例 H24年度山口県作業療法士学会周南地区症例検討会
【小林 純】:身おう失認を呈した症例の治療経験 H24年度山口県作業療法士学会周南地区症例検討会
【泉原由美子】:HOT連携パス~期待されるメリットについて~ 岩国玖珂呼吸ケア研究会
【川端悠士】:亜急性期大腿骨近位部骨折患者に対するリハビリテーション実施単位数増加の効果 第56回山口農村医学会
<<論文>>
【川端悠士】:脳卒中発症2週時における退院先予測~NIHSS、FMS、FIMの比較~ 総合リハビリテーション41:47-54、2013

平成23年度

<<学会発表>>
【溝口 桂】:運動療法における自己血糖測定が自己効力感に不える有効性の検証 日本糖尿病学会第54回年次学術集会
【溝口 桂】:超短期間の心臓リハビリテーション介入効果の検証 第46回日本理学療法士学術大会
【南 秀樹】:急性呼吸不全に対する呼吸理学療法 第46回日本理学療法士学術大会
【川端悠士】:脳卒中片麻痺患者の移乗動作能力予後に影響を不える要因の検討 第46回日本理学療法士学術大会
【溝口 桂】:超短期間の心臓リハビリテーション介入効果の検証 第25回中国ブロック理学療法士学会
【川端悠士】:急性期脳卒中患者における転帰予測には心身機能、動作能力、活動、いずれのレベルからの予測が有用か? 第25回中国ブロック理学療法士学会
【川端悠士】:脳卒中片麻痺患者の移動能力に影響を不える要因として麻痺側脚伸展筋力が重要である~脚伸展筋力と膝伸展筋力の比較~ 第66回日本体力医学会大会
【南 秀樹】:多職種で構成された呼吸療法認定士によるチーム活動報告 日本医療マネジメント学会第10回山口支部学術集会
【川端悠士】:ファイルメーカーProを使用した運動指導パンフレット作成システムの考案 第60回日本農村医学会学術総会
【武市理史】:脳卒中患者の麻痺側足関節背屈に対するMirror Therapyの効果~Single Case Designによる検討~ 第21回山口県理学療法士学会
【川端悠士】:ファイルメーカーProを使用した運動指導パンフレット作成システムの考案 第21回山口県理学療法士学会
【佐藤里美】:ショパール関節離断の一症例を経験して H23年度山口県理学療法士会第1回東部ブロック症例検討会
【小川寛晃】:維持期において下肢装具を作成した一症例 H23年度山口県理学療法士会第1回東部ブロック症例検討会
<<論文>>
【川端悠士】:脳卒中片麻痺患者における麻痺側下肢筋力と移動能力の関係~膝伸展筋力・脚伸展筋力の比較~ 理学療法科学26(3):377-80、2011

平成22年度

<<学会発表>>
【川端悠士】:急性期脳卒中片麻痺患者における麻痺側下肢筋力と移動能力の関係~膝伸展筋力・脚伸展筋力の比較~ 第30回中国四国リハビリテーション医学研究会
【溝口 桂】:当院における病棟看護師の診療記録活用状況~病棟看護師へのアンケート結果から~ 第24回中国ブロック理学療法士学会
【川端悠士】:脳卒中片麻痺患者の移乗動作能力予後に影響を不える要因の検討 第24回中国ブロック理学療法士学会
【河本真理子】:大腿骨頸部内側骨折術後に大腿前面の荷重時痛が遷延した1例 H22年度山口県理学療法士会東部ブロック症例検討会
【林 真美】:脳卒中片麻痺患者における下肢運動麻痺評価法と歩行機能との関連~BrunnstromRecovery StageとSIAS-Mの比較~ 第20回山口県理学療法学会
【川端悠士】:急性期脳卒中片麻痺患者における麻痺側下肢筋力と移動能力の関係~膝伸展筋力・脚伸展筋力の比較~ 第20回山口県理学療法学会

平成21年度

<<学会発表>>
【川端悠士】:地域在住高齢者におけるバランス機能検査の転倒予測妥当性比較~TUG・FR・OLSの比較~ 第44回日本理学療法士学術大会
【川端悠士】:対側上肢の伸展内転内旋パターンが片麻痺患者の麻痺側股関節屈筋群筋出力に不える影響~Single Case Designを用いての検討~ 第19回山口県理学療法学会
【末藤沙織】:バランス障害に対するアプローチがADL向上に影響を不えた一症例 H21年度山口県理学療法士会東部ブロック症例検討会

臨床実習教育

実習受け入れ養成校(実績)

現在7校の評価・臨床実習の受け入れを行っており、後輩の育成にも努めております!

資格取得

資格取得状況

各スタッフが専門資格を有しており,日々研鑽に努めております。